「ランドセルってどうやって置くのがベストなの?」
まずはランドセル置き場に必要なポイントをあげた後『子どもが自分で片付けられる』『おしゃれな』収納アイデアを、インテリアコーディネーター目線で考えてみました。
ちなみに、”ランドセル置き場”で検索すると、ニトリのカラーボックス、イケアのワゴンだらけ。「それだけか!?」とツッコミを入れた(笑)あなたに向けて、それ以外のアイデアをお届けします。
使いやすいランドセル置き場のポイント3つ
①出し入れしやすい【高さ】【形状】
まずは、子どもが出し入れしやすいことが一番大切です。
いくらおしゃれでもしまうのが大変だと、床におきっぱなし→結局親が片付ける、といったストレスを毎回味わうことになります。小学生ともなれば、自分のことは自分でできるようになってほしいですものね。
そのためには、高さと形状に配慮するとよいでしょう。1年生の身長で重いランドセルを持ち上げるのは大変!高さ60㎝くらいまでが良さそうです。(ちなみに人気のイケアのスチールワゴンは高さ78㎝ですw)
また形状としては、BOXではなく平板の方がスッと置けますね。
(低い位置ならBOXでも問題なし。高さと形状を掛け合わせて考えましょう。)
②準備しやすい【動線】
ランドセル置き場を使いやすくする2つめのポイントは、教科書やノートなど学校に持っていくものを近くに置けることです。なぜなら、明日の準備が簡単にできるからです。更に言えば、ハンカチ・チリ紙、マスク、手提げバッグ、帽子、なども一か所にまとまっているとよいでしょう。忘れ物をしにくく、親の心配も減りますよ。
また、低学年であれば、親と一緒に宿題をしますよね。
リビングやダイニングで宿題をした後、明日の準備は子ども部屋で……となると、作業動線が長くなり面倒です。特に入学したては、リビングにランドセルと学校用品をまとめて置く形が、断然ラクなのでおすすめです。
③子の成長に対応できる【可変性】
ランドセル置き場を使いやすくする3つめのポイントは、子どもの成長に配慮しておくことです。高学年になれば状況は変わりますし、卒業すればランドセル自体が不要になります。きょうだいが入学すれば、倍のスペースが必要になるでしょう。家族の生活が次のステージに移ったときの計画をしておくと、余計なものを買わずにスッキリおしゃれに暮らせます。
結論:ランドセル置き場はリビングに!
以上3つのポイントをふまえた私の結論は、『ランドセル置き場はリビング』一択!
なぜなら、『学校から帰宅後、宿題~翌日の準備』と『朝ごはんを食べてから登校まで』を、リビングだけで完結してもらえると私(親)がラクだからです(笑)
②の動線をもとに置き場所を決めた上で、①と③を踏まえ、子どもが使いやすく見た目もおしゃれな方法を考えていくとよいのではないでしょうか。
それでは、具体的なアイデアをみていきましょう!
おしゃれで使いやすいランドセル置き場のアイデア5つ
①造り付け棚に収納
1つめは、造り付けの長い棚を使うアイデアです。部屋全体の収納を壁に沿って一直線に設け、その一部をランドセル置き場にあてる、という考え方です。
ちょこちょこと家具を置くよりも、部屋全体がすっきりした印象になるのでおすすめです。
画像は自宅のリビングで、家族3人分の『ちょっとおきスペース』を作りました。
ランドセルを使わなくなっても、リビングで読みたい本や、よく使う鞄を置くなど、別の使い方ができます。
ただ、こちらのアイデアは、割りと大がかりな工事が必要になりますね(^^;)
新築、リフォームなどのタイミングがあえば、検討されてみてください。
②ダンボール家具に収納
2つめは、ダンボール家具を使うアイディアです。子どもが成長し、リビングから自分の部屋に引っ越しをする際、簡単に処分できるのでおすすめです。
写真は、今の家を購入する前のマンションで、幼稚園グッズをまとめていた段ボール家具です。上着・ハンカチ・マスクなど身支度品の整理に、今もリビングで使用しています。
試しにランドセルを置いてみるとこんな感じ。
まあまあ悪くはないのではないでしょうか。
屋根などを絵の具やマスキングテープでペイントすると、可愛いいだろうな、
と思いつつ、やらずじまいのズボラな母です(笑)
③収納扉をはずして学校コーナーに
3つめは、既存収納の扉を外し学校コーナーに変身させるアイデアです。
生活感溢れるランドセルや学校グッズが露出しないので、シンプルなインテリアを保てます。また、スペースが沢山とれるので、きょうだいが多いお宅にもおすすめの方法です。
壁を掘り込んだ形でついている収納庫をイラストのように使ってみましょう。
DIY好きな方は、収納の背板に遊び心のある壁紙をはるとおしゃれな雰囲気になりますよ。
扉があると出し入れが面倒になるので、扉を外しカーテンやロールスクリーンをつけるのがおすすめ。
子どもが帰ってきたらオープン、お客様がみえたら目隠しで♪
④ダイニングワゴンに収納
4つめは、ダイニングワゴンにランドセルを置いてしまうアイデアです。
ダイニングで宿題をするお宅では、動線的にもばっちりですね。
自由に移動できるので、掃除機がけもラクチン。ランドセルがいらなくなっても様々な活用法がありそうです。
もし私がこれをするなら、天板面ではなく下段にランドセルを置けるもの、更にダイニングテーブルと高さが揃うもの、を選びます。わが家のテーブルは小さめなので、お客さまがみえた時にサイドテーブルとして使いたいからです。ファイルボックスを併用して、教科書やプリントもまとめてしまえますね。冒頭イラストのようなイメージです。
既に大きなダイニングテーブルをお持ちであれば、テーブル下に入ってしまうものもよいでしょう。
⑤箱2~3個とナチュラル小物
5つめは、箱を並べて学校コーナーを作るアイディアです。
こちらの推しポイントは、簡単に作れること!
更に、シンプルな箱には様々な用途があり、ランドセルが要らなくなってもツブシがきくことも大きなメリットです。
イラストのように、箱に教科書やハンカチなどを収め、グリーンなどを飾ればOKです。
画力がなくて申し訳ないのですが、ガチガチに物を入れず余白をもうけると、なんとなくお洒落な雰囲気になります(笑)
使いやすさとおしゃれさを備えたランドセル置き場で、快適な新生活を!
使いやすいランドセル置き場のポイントを整理すると以下3点になりました。
- 出し入れしやすい【高さ】【形状】
- 準備しやすい【動線】
- 子の成長に対応できる【可変性】
これらを配慮しながら、リビングに置いておしゃれに見えるアイデアを紹介いたしました。
ランドセルの出し入れは毎日のことなので、子どもと親の双方に負荷が少ないのが一番!
あとは、子どもの自立を犠牲にしない(=自分で片付けやすい)形を、いかにおしゃれに見せるか、というところだと思います。
ご家族構成やお住まいの計画に合わせ、快適なランドセル置き場を考えてみてくださいね(o^―^o)ニコ
※小学校入学を間近にひかえている方は、下記の記事もあわせてどうぞ♪